重い疲労がずっしりと両の肩に乗っていた。 微かな溜息が、意識する間もなくこぼれる。 ゆらゆらと揺らめき、滲んでいく風景。 美しい空も緑も、オレには意味がない。
心の臓を突き刺す、激しい虚脱感。 矛盾するそれに、改めて思い知る。 どれだけ存在に依存していたのか。 その魂に癒され護られていたのか。
傷が疼く。 癒える事のない喪失の傷が――